訪問ありがとうございます。
じゅりいです。
子育て中の皆様、お子様は好き嫌いなくご飯を食べていますでしょうか?
私も旦那さんも好き嫌いはほとんど無く、大概のものは食べられます(美味しい不味いは別として)。
ところが、我が家の長女しゃかちゃんは食べ物の好き嫌いがかなり多いです。
これには、私も旦那さんも本当に悩まされています。
同じような悩みを持つ方も多いのではと思い、しゃかちゃんが5歳になるまでに我が家で実践してきた子どもの食べ物の好き嫌いへの対処方法や経験、感じた事について書いてみたいと思います。
今回はちょっと長くなりますが、お付き合いよろしくお願い致しますm(__)m
この記事はこんな方にもオススメです▼
・子どもの好き嫌いが多くて悩んでいる
・好き嫌いが改善せず、疲れ果てている
・自分だけの取り組みでは行き詰ってしまった
低出生体重児だった長女のしゃかちゃん
我が家の長女しゃかちゃんは、ギリギリ低出生体重児(生まれた時の体重が2500g未満)でした。
今でこそ「そこまで深刻になる必要はなかったんじゃないか」と思えるのですが、しゃかちゃん出産当時からしばらくは、授乳~離乳食~離乳完了までかなり神経を使いました。
初めての子どもで、しかも出産時の体重・身長が小さめということでしたので、「ちゃんと大きく育ててあげなければ!」と、親として精神的な重圧となっていたと思います。
ちなみに、しゃかちゃんは母乳はそこそこ飲んでくれていましたが、吐き戻しは次女のだいちゃんと比べると多めで、成長曲線も下の線ギリギリを這っていました。
苦労と苦悩の離乳食のはじまり
小さく生まれたしゃかちゃんでしたが、ギリギリ成長曲線内から外れることなく頑張って成長してくれました。
ただ、それでも小さいことに変わりはなく、離乳食の始まりにとても不安な気持ちでいました。
ちゃんと食べてくれるだろうか、と。
初めての離乳食は全て手作り
離乳食は全て手作りしていました。
市の保健センターで開催される離乳食教室にも行き、保健師さんや栄養士さんに相談することもありました。
しかし、「このくらいなら食べられるよね」と思って用意した離乳食が完食されることは、とても少なかったです。予想はしていましたが、本当に小食で。
初めてなりに一生懸命作ったものがちゃんと食べてもらえないというのは、仕方ないことですがとても悲しかったですし、「美味しくなかったのかな」「これじゃ大きくなれないよ」と気持ちばかりが焦りました。
生後7ヶ月で復職、日中の育児は旦那さんが行うことに
私は、職場の都合で育休が7ヶ月ほどしか取れませんでした。
しゃかちゃん生後7ヶ月の時に復職し、日中しゃかちゃんのお世話は自営業の旦那さんが引き受けてくれることになりました。
(だいちゃんの育休は1年取得できました。もうちょっとで終わってしまう・・)
なので、日中の離乳食は旦那さんが食べさせてくれていたのですが、1食に1時間以上かかっていたそうです。
動き回るしゃかちゃんの面倒を見ながら仕事もして、さらに1時間以上付きっきりで食事の世話をするのですから、大変なことは容易に想像できます・・
慣れない最初のうちは相当に大変だったらしく、旦那さんもとても疲弊していました。
11ヶ月で断乳、離乳食のみの食生活へ
その後、11ヶ月で完全に断乳し、日中の離乳食の回数も以前と比べて増えました。
朝の離乳食は、出勤前に私があげれれば良かったのですが、食べさせていると仕事に遅れてしまうため、途中で旦那さんにバトンタッチ。
それはすなわち、旦那さんの負担も増えることになるわけで、旦那さん、毎日ストレスでかなり追い込まれていました。
「ねえ、この生活いつまで続くの・・・?俺もうダメかもしれない。」
この頃の離乳食を食べさせる大変さは、好き嫌いの大変さというよりも食べるのが遅いというところにありました。
1食に1時間かかるということになると、3食で3時間ですからねぇ(;´Д`)本当に大変でした。
ただ、自我はまだ未発達で、いろいろと我儘をいうわけではなかったので、時間さえかければ何とかそれなりに食べさせることが出来るという状態でした。
(今となってみれば、一度に食べさせずに小分けにするとか、他にも方法があったのかもしれませんが、一人目って何かと妄信的になりがちです・・)
1歳以降、自我の芽生えと共に始まる好き嫌い
これぐらいの時期からですかねぇ、本当に大変になってきたのは(~_~;)
手づかみで汚く食べるとか、散らかすとかはこの際どうでもいいんです。
しゃかちゃんはとにかく好き嫌いが多かったのです。
タンパク源を食べさせるのに四苦八苦
成長にはタンパク質が必要で、タンパク質といえば肉・魚・卵・豆類などが代表的。
ですが、しゃかちゃんは2~4歳ぐらいまで、お肉がとても苦手でした。
肉を食べないので、魚や卵、豆腐や納豆などで何とか補おうとしてみました。
それらは何とか食べてくれましたが、魚の種類もえり好みしており、まともに食べてくれるのはアジの開きぐらい。
その他の魚は、一口食べておしまい、ということがほとんどでした。
豆腐や納豆は、時々なら食べてくれましたが、続くと食べなくなりました。
そんな中、卵は割と好んで食べました。
しかし、食べるのは専ら卵焼き。オムレツや炒め物などの卵料理になると全く手を付けてくれません。
ほとんど文句を言わずに食べてくれたのは、卵焼きと牛乳ぐらいでした。
食物アレルギーがなかったのが不幸中の幸いでした・・
野菜はほぼ食べない
こんな調子で野菜もほとんど食べてくれませんでした。
一時期、お味噌汁に入っているニンジンや大根を食べたこともありましたが、継続して食べることは少なく、ある時突然食べなくなりこともしばしば。
葉物野菜など皆無。見ただけで「たべない!!」の一点張り。
唯一、好きになった野菜は「トマト」だけでした。
果物は好きだったので、野菜の代わりに果物を多めに食べさせていました。
1時間かけて食べさせた物を吐かれるつらさ
親も本人も一番つらい瞬間です。
1時間以上、応援したり手伝ったりしながら食べさせたものを嘔吐される。
全ての苦労が一瞬にして水の泡になる瞬間。何度経験したことか。
しゃかちゃんは自分が嫌いなものを食べると急にむせだして、最終的に吐くということを繰り返していました。
成長曲線に入っているとはいえ、平均よりもかなり小さめなしゃかちゃんのことが心配でたまらず、この時は「好きなものだけ、食べれるだけ食べればいいよ」とは言えなかったのです。
私もつい「食べないと大きくなれないよ」と叱ってしまうこともありました。
本人なりに頑張って食べようとしていたのだと思いますが、気持ちに体がついていかなかったんでしょうね。
あまり追い詰めるようなことを言ってはいけなかったと反省しています(◞‸◟)
ちなみに、4歳ぐらいからこの「気に入らないものは吐く」という行為が少なくなってきて、今ではほとんどありません。
保育園に行き始めてから減った印象があるので、保育園の給食が影響しているのかもしれません。
5歳になったしゃかちゃん。食べ物の好き嫌いはどうなった?
しゃかちゃんも今年の8月で5歳になりました。
いまだに食は細い方だと思いますが、好き嫌いもちょっとづつ減ってきて、食べられるものも着実に増えています。
お肉
しゃかちゃんは本当にお肉が苦手な子でした。
いろんなメニューを試しましたが、3歳ぐらいまで食べられるのはチキンカツぐらいでした。
子どもが好きそうなハンバーグも、ずっと食べられませんでした。
ですが、最近では色々な種類のお肉、料理を食べられるようになってきました。
今のしゃかちゃんのブームは豚トロです。何とマニアックな(;´Д`)
夏にバーベキューをした時に、豚トロの美味しさに目覚めたようです(笑)
【最近あった運動会の帰り】
しゃか:「疲れたからお腹が減って減って、豚トロが食べたくなっちゃった。」
そこで登場するか、豚トロ!!
5歳児が要求してくる肉の部位にしては、かなりマニアックな気がして笑ってしまいました。
お魚
アジの開きだけは好きなしゃかちゃんでしたが、3歳頃から刺身を食べる機会が出てくると、だんだんと刺身が好きになってきました。
今ではマグロなどの刺身は好物と言っていいレベルです。
酢飯は嫌いで食べられないのですが、大人がお寿司を食べているとトロなどの高いネタだけは切り身部分を「これ食べたい」と言って取っていきます。
しゃかちゃん、美味しいアブラは好きなようです。
取られる方は内心穏やかではないですけどね(-_-;)
お野菜
しゃかちゃん、野菜は本当に食べない子でした。
好んで食べてくれるのはトマトぐらいで、その他の野菜は頑なに食べようとしないので、食べさせるのはほぼ諦めていました。
そんなしゃかちゃんですが、保育園に通うようになってからは、ちょっとずつ食べられる野菜が増えていきました。
しゃかちゃん曰く、保育園の給食はとても美味しいらしく、お野菜もほとんど完食していると自己申告してくれます。
「またまた、都合のいいこと言ってるんでしょ?」と私はあまり信用しておらず(ひどい)担任の先生に「本当にちゃんと食べていますか?」と聞いたことがあります。
すると「大丈夫です、食べてますよ。」との返答。
私も旦那さんも、給食の先生方に本当に感謝しています。
普段お会いすることがないので、お礼を言う機会が少ないのが悔やまれる、それぐらい感謝しています。
果物
しゃかちゃん、野菜を食べない代わりに果物はけっこう食べる子でした。
その時によって好みは変わりますが、全般的に果物は好きです。
田舎とはいえ、果物はそれなりに高いので食費に占める果物代はかなりだと思います。
5歳になった結果、好き嫌いは改善傾向。味に敏感な子ほど難しいのかも
結果から言いますと、好き嫌いはだいぶ改善してきています。
ちょっとづつ色々な味にふれて、舌が慣れてきたという事なのかもしれません。
また、子どもの方が味に敏感だとよく言いますが、本当にその通りだと思います。
しゃかちゃんもいつもの卵焼きの塩加減を少し間違えただけで、「いつもと違う」とか言って途端に食べなくなります(どんだけーー( ̄д ̄))
その子にもよりますが、好き嫌いの克服には時間がかかるということ、急いではダメだということがやっと分かりました。
そして、味に敏感な子ほど好き嫌いが多いのかもしれません。
我が家で行った食べさせるための4つの工夫
食べ物の好き嫌いは、地道に色々なものを食べさせる努力と子供の味覚の慣れによって解決していく部分が多いと思いますが、しゃかちゃんの場合、同じ食べ物でも工夫次第で食べる量が増えたりすることがありました。
もう実践されているご家庭もあるかもしれませんが、ここで我が家で行っているちょっとした工夫をご紹介します。
①食べやすいサイズにカットする
一口で食べられない食べ物は、食べやすいサイズにカットしてから出してあげると、途端によく食べるようになったりしました。
食パンなどは特に顕著で、大人が食べるような感覚で1枚をそのまま食べさせるよりも、食べやすい大きさに細くカットして出すとよく食べてくれます。
このひと手間がちょっと面倒なのですが、結果的に食べ終わるまでの時間が短縮出来たりします。
②小出しにする
何度も給仕する手間を考えると、食べられそうな量を一度に与えてしまいがちですが、食が細いしゃかちゃんにはその見た目だけでも精神的に負担らしく、食べる前から「多すぎる!」と文句を言ったりしていました。
少し面倒ではあるのですが、ちょこっとずつ出してあげると最終的に思った以上に食べてくれたということが何度もありました。
③いろんなものを少しずつ食べるように声掛けする
いわゆる「三角食べ」をするように促します。
しゃかちゃん、1種類をずっと食べ続けて、それが終わったら次のものをまたずっと食べ続けるということをしていたので、食べているうちに味に飽きてしまい最終的に「食べられない」となってしまうことがとても多かったのです。
食事中、「いろんなものをちょっとずつ食べるんだよ」と声掛けし、手をつけていないおかずも少しずつ食べさせるようにしたら、ゆっくりですが全部食べられるようになってきました。
声をかけずにいるとどうしても1つのものを食べ続けてしまうので、様子を見て適宜声掛けするようにしています。
④その子の好きな食感を理解する
大人でもドロッとした食感がダメだとか、ネバッとした食感がダメって人いますよね?
私としてはとても意外だったのですが、しゃかちゃんはとても食感に敏感な子です。
【しゃかちゃんの好きな食感】
パリッとしたもの
カリッとしたもの
ツルっとしたもの
ときどきヌルっとしたもの(笑)
考えてみると、幼児が食べるものって極端な味付けをしませんよね。
シンプルで薄い味付けが多いです。だから、余計に食感が重要なのかもしれません。
しゃかちゃんはパンはバケットなどの硬いパンを好んで食べます。
食パンも若干焦げるぐらいにパリパリに焼いたものが好きです。
お肉なども、炒め物や煮物よりもカリッと揚がったフライを好んでいます。
ツルっとしたものは、例えばゼリーや茶わん蒸しなど。
離乳食時は、卵を食べさせるのによく茶わん蒸しを作っていました。
そうすると、よく食べてくれたので。
あと、特例でヌルっとした食感のナメコがものすごく好きです。なぜだ!?不思議です(;^ω^)
お子様の好きな食感を理解していると、食べさせやすい料理が見つけやすいかもしれません。
子供の好き嫌いについて、今だから言えること
本当に今だから言えるのですが、無理して食べさせるってほとんど意味がなかったなと思います。
親子共々疲弊して、食事が楽しくなくなってしまいます。
平均値やデータばかりを過剰に気にすると、疲れるだけ
しゃかちゃんのように、小さめに生まれたなどの理由があると余計にそうなのだと思いますが、平均体重とか成長曲線とかのデータに振り回されがちになってしまいます。
隠れた病気などを事前に察知出来ますし、データが沢山あるというのは良いことなのですが、気をつけないと過剰に数字を気にしてしまったりします。
食が細くても、その子なりに成長していて、元気が良ければ問題ないことがほとんどです。
怒って食べさせてはいけない
しゃかちゃんの身長・体重の伸びを気にして、しゃかちゃんを怒りながら食べさせたこともありました(大抵は途中で吐いてしまいます)。
無理して食べさせたところで吐いてしまっては無意味ですし、本人も苦しく辛い思いをするので余計に食事が楽しくなくなってしまいます。
怒られることでストレスがたまり、食事に必要な胃酸が出にくくなったり胃がしっかり働かなくなることもあるらしいです。
また、食事の時間=怒られる時間、とインプットされてしまうと、食事そのものがストレスとなってしまう可能性すらあります。
本来なら楽しく美味しく食べる食事の時間なのに、1日3回ストレスフルな時間となっていたのかも・・・本当にかわいそうなことをしたと思っています。
親も深刻になりすぎないように
体格には個人差があるものですし、成長の時期も人それぞれです。
いろいろと試してきた今だからこそ言えることですが、子どもに食べ物の好き嫌いがあっても、そこまで深刻になる必要はないと思うのです。
地道に慣れさせていけば、ほとんどのものが食べられるようになります。
苦手な食材や、初めての食材を一口でも食べられたら、それでいいじゃないか。
後は、食べられるものを食べさせよう。
今ではそう思うことにしています。
私もそうでしたが、渦中にいると余裕がないので「そんなに簡単じゃないよ」と思ってしまうんですけどね(;´∀`)
まだまだ好き嫌いの多いしゃかちゃん
5歳になって食べられるものが増えてきた我が家の長女しゃかちゃんですが、まだまだ食べ物の好き嫌いは多いですし、他の子と比べて食も細いです。
5歳になった今でも、初めての食べ物はダメなことが多い
直近ではこんなエピソードがありました。
先日、「池の平ファミリーランド」に旅行に行った帰りに、初めて家族でファミレスに行ったのです。
池の平ファミリーランドの記事はこちらです。
ファミレス経験の乏しいしゃかちゃんは、アンパンマンにつられて、キッズメニューの中から低アレルゲンのセットメニューにすると言い出します。
キッズメニューはほとんどがハンバーグで、低アレルゲンメニューもハンバーグでした。
なぜ低アレルゲンメニューを選ぶ!?あなたアレルギーないから他のメニューで大丈夫なんだよ?
旦那さんも私も、何度も他のメニューの方が良いと思うと止めたのに、頑なにその低アレルゲンメニューにすると言うんです。
見た目の量で食欲が失せてしまうしゃかちゃん。
おそらく、キッズメニューの中で一番量が少なそうだったのが低アレルゲンメニューだったので、しゃかちゃんなりに食べられそうな量のものを選択していたんだと気付きました。
自分で選んだメニューでしたが、初めてのファミレス飯、しゃかちゃんはほとんど食べることができず、お皿の上のコーンをフォークでいじっていました。
それはもう、生気を失った顔で。
それを見た旦那さんが一言。
旦那さん:「ファミレスでこんな顔して食事している5歳児っている?」
注文の時点から、本人なりに残さないよう工夫しようという気概を見せており、ここであまり追い詰めてはいけないと思い、食べられるだけ食べさせて、家に帰ってからいつもの卵焼きを食べさせたのでした。
しゃかちゃんもいつか、何でも美味しく食べられるようになる日が来ると信じて、私たちも一緒に気長に取り組んでいきたいと思っています。
好き嫌いの多いお子さんをお持ちの皆様、あまり気負わずにぼちぼちやっていきましょうね(*´▽`*)
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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