ご訪問ありがとうございます。
4歳差姉妹を2人とも母乳で育てたじゅりいです。
今回は、授乳中のトラブル「しこり」の原因になる乳栓についてです。
(助産師さんたちはしこりのことを「硬結」と呼んでいました。)
取れた乳栓を運よくキャッチすることができたので、その写真で乳栓がどのようなものなのかを紹介していきたいと思います。
※母乳トラブルに関する治療や知識に関しては、出産した産院の助産師さんのアドバイスと、助産師さんの運営するこちらのサイトを参考にさせていただいております。
乳栓とは一体何?
「乳栓」の正体は、母乳の塊です。
私は体質なのか母乳トラブルが多く、乳栓が詰まりやすいのです。
乳栓が詰まると母乳の出口が塞がれるためしこりができてしまい、乳房がカチカチの状態になります。
そのしこりがまた痛いんです(T_T)
しこりがある時に疲労や体調不良が重なると、乳腺炎の原因になったりもするので、とても厄介な存在です。
乳腺炎になってしまった時のお話はこちらです⇩


しこりを解消するために乳栓を取る作業を行いますが、これがまた大変なのです💦
乳栓ができてしまう状況について
いくつか考えられる原因をあげてみます。
良く寝る赤ちゃんで、授乳もやる気がない
長女は本当によく寝る赤ちゃんでした。
授乳の時も半分寝ながら飲んでいることがけっこう多かったのです。
寝ないよりはいいのかもしれないし、「手のかからない赤ちゃんだね」なんてよく言われたりしましたが、いいことばかりではありません。
私のように母乳が詰まりやすい体質の人は、寝てばかりいる赤ちゃんとは相性があまり良くないようです。
良く寝る長女は寝ながらの授乳になることもあり、そういう時はあまりやる気がないので母乳を飲む量も少なく、乳房内に母乳が残ってしまうことになります。
そうなると、かなりの頻度で詰まってしまいます。
私の乳腺が細い可能性もありますが、長女が授乳中に寝る確率は70%くらいですので、私のせいだけではないはず(;´・ω・)
出産した産院の指導で、左右5分を2クールの授乳を行っていましたが、出来ないことがほとんどでした。
体の冷えと肩こり
乳栓ができやすかったのは、冬になってからのことでした。
体が冷えると筋肉が縮こまり、肩こりにつながります。
ただでさえ授乳は肩が凝りやすい姿勢で行うため、私は授乳期間中ずっと肩こりに悩まされていました。
冷えは血液循環を悪くしますので、血液から作られる母乳にも悪影響が出てしまいます。
血液の状態
冷えによって循環不良となっているところに、脂っこい食べ物など俗に「母乳が詰まる」と言われている食べ物を食べたりすると、さらに乳栓ができやすくなります。
これも体質がありますので、何を食べても詰まらないという人もいます。
逆に、残念ながらちょっとでも脂っこいものを食べるとてきめんに詰まる人もいるので、血液をサラサラに保つための工夫が必要です。
長女6ヶ月の頃に取った乳栓写真
2月中旬のある寒い日。乳栓を一つ取りました。

指先についている白い点が取れた乳栓です。
こんな小さなものなんですが、詰まると本当に大変です。
いつもは、しこり解消作業で飛んでいってしまうことが多いんですが、今回はキャッチできました。
大きさに驚いた乳栓
前回乳栓が取れてから3日後。
この日もしこりができており、授乳しても解消しなかったのです。
でも、授乳後に頑張って搾乳したら、大きな乳栓が取れました(^_^;)

これは大きい!!
今まで取れた乳栓の中でも最大級のサイズじゃないかと思いますよ💦
取るのにかなり時間がかかりましたし、肩も凝りましたが、成果が見えると妙な達成感がありますね(笑)
思わず記念撮影(;^_^A
カチカチの痛かったしこりも、この乳栓が取れたと同時にしたたる乳汁と共に消えていきました。
ごぼう茶を飲み忘れていた
私は母乳が詰まりやすい体質のため、予防としてごぼう茶を飲んでいました。
思い返してみると、しこりができ始めた数日間、ごぼう茶を飲み忘れていたのです。
ごぼう茶は、血液をサラサラにしたり体を温めてくれるので、質の良い母乳を作るためにはとても良いお茶です。
母乳トラブル予防のお守り的に飲んでいます。
でも、数日飲み忘れただけでこんなふうにしこりができてしまうなんて・・・体質って怖ろしいですね。
乳栓を取る方法
しこり解消作業、搾乳、などの文言が出てきていましたが説明がありませんでしたので、ここでご説明します。
この方法は出産した産院の助産師さんが行っていた方法です。
乳栓が詰まってしこりができた時は、とにかく授乳&搾乳を行います。
赤ちゃんが飲んで取ってくれれば、言うことなしですね。
でも、うちの長女のように寝てばかりいる赤ちゃんだとあまり期待できませんので、そういう場合は自分で搾乳して取ります。
やみくもに搾乳するのではなく、しこりを圧迫して搾乳することで詰まった腺を探すのです。
出口で詰まっていれば乳首の先端に白っぽい点が見えますが、中の方で詰まっている場合は乳栓を押し出す必要がありますので、とにかく母乳で押し出します。
出口まで乳栓が出てきたら、乳首をしごいて栓を取るかさらに母乳で押し出します。
この、しごき方が助産師さんたちは巧みで、乳栓が見えたと思ったらあっという間に取ってしまいます。(時には苦戦していることもありましたけどね・・)
※昔は針などでほじくったりしていたこともあったらしいですが、乳頭が傷つきますし衛生的ではないため乳腺炎などの感染症リスクが高まりますので絶対にやめましょう。
素人だと最初は難しいかもしれませんが、やっているうちに慣れてきます。
そして、搾乳は手搾りのため「搾乳カップ」を使用します。
搾乳カップの代わりに別の容器で代用することもできますが、搾乳した母乳を無駄にしたくない人にはおすすめです。
私は産院で購入した「チュチュベビー」の搾乳カップを使用していました。
ショッピングサイトに見当たりませんので、現在一般販売はしていないのかもしれません。


⇧チュチュベビーの搾乳カップ
ガツガツと飲んでくれる赤ちゃんなら、搾乳の手間もないと思うんですけどね💦
おわりに。乳栓は母乳トラブルの元凶
詰まった、しこりができた、という時はできるだけ早く対処した方がいいです。
放っておくともっと辛い乳腺炎になる可能性が高まります。
日頃から体を冷やさない、疲れをためない、などの工夫ができるといいですね。
体質で母乳詰まりが起きやすいという自覚のある人は、食べ物にも注意しましょう。
それでも詰まってしまった、自分で対処できない、という場合は、母乳外来など助産師さんの助けを借りるのも手です。
幸せな授乳ライフを願っています(*^_^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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