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じゅりいです。
先日、妹の旦那さんがふとこんなことを言っていました。
「上司と寝台列車に乗る時、二段ベッドの上下どっちに寝ればいいんだろう?」
妹の旦那さんはとにかく出張が多く、現在も北海道に単身赴任中です。たまに長野に帰ってきたと思ったら、また別の場所に出張している、ということも多々(;´Д`)
先日会えたのもかなり奇跡的でした(笑)
ただ、2人の娘の面倒を1人で見ている妹は本当に大変そうです💦
今回は妹家族の話をするわけではなく、二段ベッドに上座・下座はあるのか?という疑問について少し調べてみたのでそのことを書きます。
そもそも上座・下座の概念はどこから?
上座(かみざ・じょうざ)は、目上の人やお客様が座る上位の席、下座(しもざ・げざ)は、目下の人やお客様をもてなす側が座る下位の席、とされています。
この概念の元となっているのが、「床の間」だとのこと。室町時代あたりから身分の高い人をもてなすために一段高い場所に「上段の間」を設け、そこで自分より目上の人たちをもてなしていたのだそうです。
「上座」と「下座」の由来とは?会議室・宴会・和室・面接・飲み会・車
今、「床の間」のある家は減ってきている印象ですが、こんな由来があったんですね。
飾り物や生け花を置く無駄な場所だとばかり思っていました。
上座・下座はいろんな場所に存在し、洋室・和室・会議室・映画館・エレベーター・結婚式場・居酒屋・自家用車・タクシー・バス・電車・船・飛行機、などなど挙げればきりがありません。
基本的には、人の出入りが少なく、景色の良い場所が上座になるらしいです。
「そんなところまでも!?」と思う場所にもありそうなので、注意ですね・・
あまり上座・下座という観点から見ていなかったので気付きませんでしたが、将棋の対局時はタイトル保持者や経歴の長い人が床の間の前に座るのだそうです。
うっかり若者が上座に座って物議を醸したこともあったとか(笑)
寝台列車の二段ベッド
正直、こんなこと考えたこともありませんでした。
上司と出張の機会もごくまれにあるという妹の旦那さん、こういう機会も近々あるんでしょうか。
上座はどっち?
調べてみたところ、寝台列車の二段ベッドの上座は「下の段」らしいです。
これには驚きました。この話題になった時にその場にいた大人はほぼ全員が「上座は上段でしょう」と言っていましたから(笑)
知らなかったら上段が上座だと勘違いしてしまいそうです。
なぜ下段が上座?
これについては、調べても分かりませんでした。すみません💦
推測するに、事故や火災があった時に下段の方が素早く避難できるから、ではないかと思うのですが、実際のところどうなんでしょう?
ご存知の方いらっしゃったら教えてください(;´∀`)
しかし、いくら下段が上座とは言っても、同行する上司に選んでもらうのが一番いいのではないかと思うのは私だけでしょうか・・
子どもが使う二段ベッド
私も子どもの頃、二段ベッドを使っていました。
私が上を使い、妹が下を使っていましたが、これは完全に上座・下座のセオリーから外れていますね。
子どもは高い所が好きですし、何となく眺めの良い上の方がいいという理由から、年長者が上段を使うことが多いのではないでしょうか。
家庭用の二段ベッドについては特に上座・下座はないと考えていいと思います。
子どもの頃二段ベッドを使ったことのある方、どうでしたか?
おわりに。マナーって複雑・・
妹の旦那さんがふとした疑問を言葉にしてくれたおかげで、こんな記事ができあがりました。
しばらく妹の旦那さんに会う機会はありませんので、このことは妹に伝えてもらおうと思います。
それにしても、下段が上座だなんて本当に意外でした。高い場所=眺めが良い=上座だとばかり思っていましたので(;^ω^)
機会は少ないと思いますが、寝台列車で上司と出張する方は参考になさってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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