ご訪問ありがとうございます。
アラフォーママのじゅりいです。
私の勤務する職場では、毎年4~5月にかけて職員の健康診断を行っています。
昨年は育休中で受けられなかったので、2年ぶりの健康診断。
今までは特に大きな問題なく経過してきた健康診断でしたが、今年ある項目で引っかかってしまいました💦
それは、便潜血(>_<)Oh、shit・・!!
引っかかったのは初めてです。そして、便潜血が出るともれなく受けなくてはいけない検査があります。
それは・・・それは・・・
・・・・・・大腸内視鏡検査です(◞‸◟)
今回は、大腸内視鏡検査を受けてきた体験談を綴ってみようと思います。
(表現には注意していますが、お食事中の方は後でお読みになることをおすすめします(笑))
便潜血(+)になるともれなく受ける羽目になる、大腸内視鏡検査
まさか便潜血が出るとは夢にも思いませんでした。
「生理終わりかけに取ったから、出ちゃったんじゃないか」
「排便時ちょっと切れちゃったからじゃないか」
などなど、思い当たる節がある場合も多々あると思います。
が、うちの職場では便潜血(+)になると問答無用で「大腸内視鏡検査」が待っています。
私も抵抗を試みました。
健診の結果の中に「大腸内視鏡検査を受けてください」という用紙が入っていたので、とりあえず内科受診した時のことです。
じゅ:「先生、生理の終わりかけだったとか、切れ痔だったとかの理由で出てるかもしれないじゃないですか。もう一回検便して何も出なかったら内視鏡なしってことにはならないんでしょうか」
先生:「そういうこともあるかもしれないけど、(便潜血)出ちゃったらやることになってるからね。もしかしたら何か見つかるかもしれないし、やっておいた方がいいよ。何もなければそれはそれでいいんだから」
じゅ:「はぁ・・そうです、よね・・」
抵抗、意味なし(苦笑)
確かに、何か病変がある可能性がある以上は検査した方がいいわけなので、ものすごく嫌でしたが苦虫を噛み潰したような顔をしながら承諾しました(;´Д`)
受診時に検査の同意書に記入し、その流れで看護師さんから検査までの流れや注意事項、下剤の飲み方などの説明を受けてきました。
これがGW前の話で、検査はGW明けでしたので、テンションだだ下がり(-_-;)
大腸内視鏡検査、準備は前日から
この検査は大腸の中に便が残っていると観察できません。
検査前日から儒便が必要になります。
※検査案内より引用
とのことで、検査前日の食事内容から気を付けなくてはいけませんでした。
食事
こんにゃく、海藻、きのこ、葉っぱ、もやし、豆、ごぼう、キウイ、イチゴ、ねぎ、トマトの皮、果物(ぶどうなど)の皮や種、長いもなど消化の悪いものは腸の中に残りますので食べないでください。
※検査案内より引用
便通を良くする食物繊維豊富な食べ物はダメ、ということのようです。
「葉っぱ」って・・野沢菜などの固めの葉っぱから白菜などの柔らかい葉っぱまでありますが、とりあえず葉物はやめておきました。
豆といえば、私は毎日納豆を食べているのですが納豆もNGです。
イチゴやキウイは、つぶつぶの種が腸の中に残りやすいらしいです。
というわけで、当日はごはんやパンなどの炭水化物、根菜の味噌汁、肉・魚類をメインに食事をしました。
ずいぶん前に大腸内視鏡をやった職場の上司が言っていましたが、以前は食事もレトルトのようなものを事前に渡されていて、それを前々日くらいから食べ始め、検査前日はポタージュとミキサー食のようなものだったと話していました。
今は下剤の性能が良くなり、そこまで食事を制限しなくても検査できるようになった、ということでしょうか。
夕食を午後8時までに済ませ、それ以降は検査終了まで水、お茶、ジュース(粒のないもの)、スポーツドリンク以外のものは摂取できなくなります。
下剤「ピコスルファート」
午後9時に「ピコスルファート」という液体の下剤を水200mlに溶かして内服します。
この下剤、病院で患者さんが便秘の時に使っているものなんですが、数滴で効くような強力な下剤です。それ1本飲んじゃうとか、お腹大丈夫なんだろうか(~_~;)
よく見ると「大腸検査前処置用下剤」って書いてありますね。
説明に書いてあるから仕方ないですね、全部飲みました。ほのかに甘味のある薬でした。
そして就寝。
大腸内視鏡検査当日、午前中は下剤の嵐
検査当日は仕事をお休みして、朝から下剤内服です。
夜中、トイレと友達になって眠れなかったらどうしよう、という不安を抱えながら寝たものの、就寝中に催すことはなく朝になりました。
朝5時頃起床し、少しすると腹痛が。2回ほどトイレへ行きました。
ガスを抑える薬「ガスコン液」
午前7時頃、「ガスコン液20ml」という腸内のガスを抑える薬を内服します。
ドロッとした乳白色のお薬です。味はちょっと甘いけど、おいしくはなかった。
腸をきれいにする薬「ムーベン」
ガスコン液を内服後、腸内をきれいにする薬「ムーベン(洗腸液)」の内服を始めます。これがなかなか辛かった💦
1本500ml入っていて、水で希釈して内服します。トータルで2リットルくらい飲みました。
約2リットルを2時間以上かけて内服していきます。
最初の2~3杯は、1杯15分以上かけてゆっくり飲んでいきます。これがまた不味くて・・甘くないポカリスエットみたいな感じでしょうか。
水以外のもので希釈すると、味が変わってすごく不味くなるらしいです(看護師さん談)
何も食べられないのに下剤だけは飲まないといけないという、まさに苦行(;´Д`)
しんどくてつい、つぶやいてしまいました。
本日、大腸内視鏡検査。
不味い下剤を2リットル内服中です💦
なかなかにしんどい(T_T) pic.twitter.com/cOlBzIgppv— じゅりい@はてなブログ (@Jury0909) 2019年5月10日
これを飲み始めてからトイレ通いが始まり、半分飲み切ったくらいから固形物は出なくなりました。
便意があるのに出てくるのは全て液体という不思議な現象。
内服がなかなか進まず、私は全部飲むのに3時間くらいかかってしまいました。
「2時間以上かけて」と書いてあるから、まあ問題ないでしょう(笑)
飲み切った時は達成感ありましたね。しかし、飲んだものはほとんど吸収されず数十分後には体外に排出されるんですけどね(-_-;)そう考えると何だか空しい・・・
大腸内視鏡検査、本番
検査は午後からでした。散々下剤を飲んでトイレにも20分おきくらいに通っていたので、途中で催したらどうしようとすごく不安でしたので、とにかくコンビニなどトイレのあるお店の多い道を通るようにしながら運転。
途中で催さずに何とか無事に病院に到着しました(所要時間25分くらい)。
検査前の準備
所定の時間よりだいぶ早く着いてしまいましたので、準備をして検査室内で待たせてもらいました。
検査着に着替える
検査を行う前に検査着に着替えます。上半身は下着など着けたままで上から病衣を羽織り、下はお尻のところに穴のあいた不織布の短パンに履き替えます。
看護師さんと雑談
着替え後、内視鏡の検査室で看護師さんと話しながら先生を待ちます。
とにかく不安だったのでいろいろ質問しました。
「痛くないですか?」とにかくこれが一番気になったのですが、
看護師さん:「うーん、けっこう個人差があるんですよね。全然大丈夫でしたって人もいれば、すごく痛かったという人もいて。私はやったことないから分からないんですけどねー」
ダメだ、全然参考にならない!!(/o\)
大腸内視鏡検査開始
内視鏡を肛門から挿入する前に、腸の動きを止める薬を筋肉注射します。
「ブチルスコポラミン臭化物20mg」というお薬です。左肩に注射しました。
その数分後、検査開始です。検査台に左側を下にして横になりました。目の前にモニターが用意されていて、自分の腸内を見ながら検査を受ける形です。
先生:「痛かったら我慢しないで言ってくださいね」
やっぱり痛いんだ・・・(-_-;)
肛門周辺に「キシロカインゼリー」という麻酔のゼリーを塗り、カメラを入れます。
挿入時は痛いという感じではなく、異物が侵入してくる違和感・気持ち悪さはありましたが、全然我慢できる程度でした。
そのまま腸内に空気を入れつつ、残ったムーベン液を吸い取りつつ、カメラは進んでいきます。
この時はまだ余裕がありました。
カメラがどんどん奥へ入っていくと、一回目の腹痛がやってきました。
じゅ:「先生、痛いです」
先生:「場所は?」
じゅ:「左上です」
先生:「じゃあ、仰向けになって」
⇧赤丸の場所にカメラが来て、下行結腸から横行結腸へ続くカーブを曲がる時に痛みが発生していたようです。
(長女の人体図鑑を拝借しました)
仰向けになると痛みは少し和らぎました。
そこからさらにカメラは奥へ進みます。お腹の中で何かがうごめいている気持ち悪さはずっとあり、軽い腹痛程度の痛みも持続。
そして、次の瞬間検査中最大の痛みが襲ってきました。「うっ!」うめき声と共に思わず顔をしかめ、体に力が入ってしまいます。
先生:「力を抜いてー。痛いかな、頑張ってー」
⇧赤丸部分、横行結腸から上行結腸へ続くカーブを曲がる時の痛みです。
ここが一番の難関で、かなりの激痛でした。たとえるなら陣痛のような内側からえぐられる感覚の痛みです。
痛くて力を抜くのも難しく、息も荒くなっていたので、先生と看護師さんから、
「『あー』って声出して。」と言われ必死で「あーー、あーー」と声を出しました。
自分ではどうしようもない痛みで冷や汗が出てきて、口呼吸になるので喉はカラカラ。
何とかカーブを通過した頃には、痛みもだいぶ和らぎました。
そこで先生、謎の質問。
「出産経験はありますか?」
じゅ:「はい・・・(陣痛に比べればマシでしょって言いたいのかしら(>_<))」
小腸の入り口が見える部分までカメラが入り、そこからは徐々にカメラを後退させながら撮影していきます。
抜いていく時には痛みはさほど感じず、モニターを見る余裕もありました。
自分の体の中を自分で見るという体験はなかなかできませんので、よーく見ておきました(笑)
検査自体は20分くらいでした。
内視鏡終了後、検査結果の説明を受ける
内視鏡検査が終了し、検査着から私服に着替えると、先生からの説明がありました。
結果は、「大腸には病変は認められなかった」とのこと。あー良かったε-(´∀`*)
写真を見ながら説明していただけました。ただ、直腸あたりにちょっとした傷というか炎症のようなものがあるので、出血の原因はこれかもしれない、とのこと。
便が固いなど物理的な刺激でこすれたりするとなることがあるらしいです。病的なものではないとのことで一安心。
痛みの原因
検査時、大腸のカーブを通る際に痛みが発生することは分かったのですが、なぜかなりの激痛だったのか。
妊娠・出産経験のある女性の場合、内臓全体が下がる現象(内臓下垂)が起きていることが多く、そのため大腸の位置も下がっていてカメラがスムーズに入りにくくなることがあるのだそうです。
私の場合、内臓下垂によって横行結腸から上行結腸へ続くカーブの角度がきつくなっていて、カメラを入れる際痛みが強くでてしまっていたようです。
謎の質問の意図がようやく分かりました(;^ω^)
腸の動きを止める注射の影響で、視界がぼやける
全て終了してさあ帰ろうと思いスマホを取り出したら、ん?ぼやけてよく見えない・・
どうやら先ほどの注射の影響らしいです。
聞いてみたところ、近くのものがぼやけて見える現象が30~1時間ほどあると看護師さんからうかがいました。
会計などでしばらく待ち時間もあったので、休憩してから帰ることにしました。
また、腸内にガスを入れて検査するのでお腹が張ると聞いていましたが、私はそれほどひどくなく済みました。
おわりに。
便潜血から始まった初めての大腸内視鏡検査でしたが、結果特に異常が見つからなくて本当に良かったです。ただ、想像以上に痛くて衝撃でしたが。
(調べてみたら、麻酔で眠っている間に検査する病院もあるとか。それは楽でいいなぁ。あ、でも痛みを感じないから内臓下垂は分からないかも?)
痛みの原因が出産というのもまた驚きでした。というか内臓下垂・・何とかした方が良さそうです(-_-;)
前日から食事制限やら大量の下剤やらで準備が必要ですし、できればもうやりたくない検査ですね(~_~;)
健康って本当に大事。それをまた実感する出来事だったのでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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